南九十九島・長南風島のチヌ釣り
99アングラーズでは毎年1月の初釣りを、私達佐世保の磯釣りファンの原点である南九十九島に敬意を表して大会を開催しています。この時ばかりは「男女の尾長だの、五島のアラやイシダイ」とかのたまわっている面々も九十九島のチヌに勝負を挑むのです。

この初釣り大会・・今迄日頃の行いが良いのか、はたまた運が良いのか順調にこなして来ていましたが、今年は原田シケの神が欠席にも拘らず1月5日(日)が荒天のため12日に延期になりました、そして待ちに待った・・?大会当日、なんと集合場所の鹿子前港・竹内商店に集まったのは会長の永田氏と副会長の私と2人のみ、いつもは少なくとも14〜5人は来るのにみんな忙しいのかな・・?結局暇人は私と会長の2人だけだったのでした。

こうなりゃ魚と名の付くものが針にかかれば優勝と準優勝じゃないか・・てな具合で午前6時に、憲ちゃん船長(99アングラーズ前会長)の船で出港、船を走らせながら状況を聞くと今の九十九島は絶不調とのこと、でも前日小型ながら40そこそこが釣れた長南風島の丸岩はどうか・・と言ってくれた。しかし今日は会長の都合で午前中だけの釣りで汐は下げ潮、南西のカドとトビ岩に釣人がいるので丸岩は上げ潮にならないと不利、そこで対岸の千畳敷の付け根に上がる事にした。ここなら不利な下げ潮でも撒き餌のラインさえ間違わなければ丸岩やトビ岩と勝負できそうである。

とりあえず足元に撒き餌を入れ仕掛けの準備、今日は風もなく晴天で先日の五島釣行に比べると中着2枚ほど少なくて済む陽気です。今日は初釣りなので少し慎重に竿は「ダイコーエーワン磯1号53」リールが「ダイワトーナメントX2500LB」に2.5号の道糸、ハリス2号に針が「がまかつチヌ針2号」をセット。ウキは得意の「釣研円錐EXオレンジのMサイズG2」を全遊動にセット、最初は足元狙いでガン玉G2をハリスに1個セットして釣り開始、ウキの動きを見ると汐は左手から右手前に押されて寄って来ています。足元の駆け上がりではアタリ無し、魚を手前に寄せる能力のある汐ではないので少し沖のほうに撒き餌をたくさん撒いて濁りで寄せる作戦に変えます。

3〜40分立ったでしょうか、オレンジ色のウキが一気に海中へ・・当りです、竿に乗せるとまあまあの手ごたえで走っています、1年ぶりの引きを楽しみながらタモに入れると40cmそこそこのチヌ(メイタ?)、同じパターンで今度はウキが30cm程入ったまま止っている、ゆっくり竿で誘うと一気に乗ってきた、喰い渋りである。今度は先ほどのより引きが強い・・期待して寄せ、タモに入れると驚いた、さっきのより型は小さいが良く引いた。今度は会長のウキに当り・・同型が上がる、暫らくして憲ちゃん船長から電話で瀬替りを聞いてくる、3枚上がったと言うと「ウッソウ、3枚も上がったと?と驚いている」もう時間もあまりないので瀬替りして撒き餌を打ち直す時間のロスを考えるとこのままここで粘った方が良いようなので12時迄ここにいると伝えて釣りを続ける。

この後、会長にもう一枚きた後で汐が上げに変わり始めた。汐の流れがワンドを回って沖へ出てゆく良いパターンになってきた。これは数釣できるかな・・と期待した頃から急に北西の冷たい風が右正面から吹き始めて釣り辛くなってきたのでここで納竿、今回は2人だけの大会になってしまいましたが0.5センチの差で会長が優勝、私が準優勝でした。メデタシメデタシ・・!!


〈渡船〉    佐世保市 竹内商店 0956−28−2697

長南風島(千畳敷側)


長南風島(丸岩とトビ岩)


南九十九島と憲栄丸V


本日の釣果
(チヌ1K前後)