女瀬ノ平瀬の寒グロ釣り
例年になく暖かい日々が続き、九十九島ではクロダイの食いが活発な状況の中、1月15日(月)長崎地方に三十数年ぶりという大雪(といっても積雪12〜13cm)が降り、雪に馴染みの無い九州人は朝から大慌て・・。交通マヒと事故の多発、滑って骨折する人など、雪国の人から見れば恥ずかしい一日となりました。

急激な水温の低下が心配される中、当初の予定通り、1月18日(木)久しぶりのメンバーが揃って佐世保港外の女瀬の平瀬にグレ釣りに出かけました。前回もレポートしたここ、黒島の女瀬は、これから2月いっぱいまでこの海域で大型(30cm前後を中心にキロオーバーまで)のグレが上るため、早く予約しておかないと上れないほど人気のあるポイントです。今年はまだハシリの段階で、今後が期待されます。

この日は小潮の最終日で9時干潮、3時45分満潮で、普段より少し遅めの6時半出港、5時回収に決定。上潮中心に朝、夕のマヅメに下げを狙う3段構えとしました。北西の風の予報のため、平瀬は東側、南側と水道側の3箇所とし5名で上礁。あとの2名は本人の希望で風裏の小崎鼻となり、全員無事瀬上がりを済ませました。

仕掛けは、竿がダイコーエーワン磯1号、リールはダイワトーナメントX2500LB、道糸2号にハリス1.75号、針がグレ6号でウキはキザクラGTRに釣研逆光くわせの2段浮き仕掛け。朝の下げ潮では有利な南のポイントで、マズメ一番に原田氏の竿に推定1.3kgくらいの尾長が当たったが、タモが間に合わず(ベテランがゆえになめてタモを用意していなかったようです)、ハリスを持って抜き上げる時に切られたそうです。

各ポイントとも下げ潮では30cm前後が1人3〜4枚程度で潮止まり。待望の上潮に変わりました。ところが食わない・・・?イメージに近い潮なのになぜか食わない・・?だんだん沖の方へ攻めてゆくが、魚よりカモメが寄ってきて、最後には針掛りする始末。空中の獲物と糸を出したり巻いたりのやり取り、そしてタモ入れ?といい経験をさせてもらいました。

結局、上潮の後半と夕マヅメに拾い釣りで6枚を確保。各人25〜30cmを5〜10枚程度の貧果に終わりました。本来この釣り場では口太グレ(地グロ)が多く、それに尾長グレが混じるのですが、今年は前回の釣行もそうですが口太グレがまったく釣れず、尾長ばかり釣れています。水温変化の関係だと思われますが、実績のある釣り場だけに近いうちにリベンジしたいと考えています。

〈釣行問い合わせ〉小佐々町臼ノ浦 石井釣りセンター 0956−68−2993

本日の釣果(最大30p)



平瀬水道側(船付け)



平瀬南東側(スベリ)