女瀬ノ平瀬のクロ釣り
佐世保港外の女瀬の平瀬へ通い出して、今回の釣行が3回目となります。例年だと回を重ねるたびに、型・数共に上昇するはずです。ところが今年は1月初旬こそ、足の裏サイズながら1人20枚以上を釣り上げて(「シケの神様」こと原田氏の釣果です)、順調なスタートを切ったのですが・・・。

1月11日(木)は型こそ最大35センチが上ったものの、数は私が7枚、原田氏が12枚。その後15日(月)の大雪で、さらに水温が下がったようです。18日(木)は30センチ前後を私が9枚、原田氏が11枚。22日(月)には私は釣行できませんでしたが、原田氏・萬屋氏共に3枚のみ。不安定な状況と貧果が続いています。
しかし、この釣り場の過去の実績を知っているだけに、今後に期待しようと思っています。2月いっぱいは、グレ釣りに通うつもりです。

さて、今回は大雨と強い北西風の合間を縫って、29日(月)にグレ釣りの計画を立てました。メンバーは原田氏、萬屋氏、その友人、私の4人です。ところが前日は、夜半まで雨。その上北風が強く、佐世保地方は波高4メートル。とても、船が出せる状況ではありません。
当日の午前11時が満潮のため、船長は結局この時間に船出しを予定してくれる事になりました。朝8時に起きてみると、多少雲が多いものの晴れています。北西からの風が吹いていますが、状況は良さそうです。エサと食糧を買って、10時ごろ臼ノ浦の「石井釣センター」へ。思ったよりウネリも取れたようで、早めに出港となりました。

途中伊島へ2名を下ろし、平瀬へ。東側のポイントに原田氏、水道中央に私たち3名が上礁しました。まだ時折潮を被るものの、高場でなら竿が出せるようです。さっそく、準備にかかりました。
今日は6時間ほどの釣りなので、マキエはあらかじめ用意してきました。オキアミ2角に、比重の軽い集魚材1袋をミキシングしてあります。これに遠投タイプの集魚材を適度に混ぜ、好みの硬さに調整しました。
竿はいつもの竿ダイコーエーワン磯1号53、リールはダイワトーナメントX2500LB。道糸2号に、ハリス1・75号をハチの字結びで直結。ハリは、がまかつ競技グレ6号オキアミカラーを使用します。
ウキは状況によって固定から全遊動まで変化可能なように、元ウキにキザクラGTRMサイズ浮力Bをセット。先ウキは釣研トーナメントセンサーG2です。アタリが出やすいように、ハリスの中央にはG2ガン玉を打ってあります。

さて、釣り開始!ツケエはオキアミの大粒を使用。食い渋りの時期は、小粒のオキアミを使うのがふつうです。でも私は食い込みの状況を見ながら、シッポや頭の落とし方を変えて、大粒を加工して使っています。
この釣り場では、点在している沈み瀬の間へ縫うように仕掛けを流し沈み、瀬の際や先で食わせるのがポイントです。掛けてからの取り込みは、かなりのテクニックを要します。現在はまだ上げ潮が流れています。竿3本ほど先を右から左へゆっくりと流れて、原田氏の釣り座の前から沖へ伸びる風目に吸い込まれています。

釣り始めて4〜5投目に元ウキまでスパッと入り、30センチほどのグレが釣れました。さらに数投後、本日最大の37センチと30センチの尾長が来ました。ここで、まだ1枚も当たっていない萬屋氏にポイントを譲り、少し早めの弁当タイム。このポイントではその後3枚釣れてから潮が変わり、萬屋氏は釣り場を移動したようです。
私は水道中央へ移動して釣りを再開。左右にある大きな沈みの先を、超遠投で探ります。下げ潮の反転流がフラフラと左へ流れる中、大型のバリ(アイゴ)やキタマクラなどのエサ取りに弄ばれる事しばし。でも全遊動仕掛けに換えて、納竿までになんとか足の裏クラスを5枚取り込む事ができました。

本日は原田氏がグレ11枚、クロダイ1枚(40センチ)。萬屋氏がグレ4枚。その友人がグレ7枚、クロダイ1枚(40センチ)。私がグレ8枚の釣果でした。

北の船付け




水道の船付け




サルの腰掛け




本日の釣果(最大37p)