黒島・女瀬ノ平瀬のクロ釣り
先日(2月10日)の平瀬釣行で満足な結果を出せなかった私と原田シケの神は2月13日に再度の釣行を試みました。
前日までは北の強風でうねりもあり釣行を迷ったのですが、当日の朝起きて見ると風もやや収まった様なので急遽釣行が決定、これが思わぬ幸運に結び付くのでした。

バタバタと道具を揃え餌を準備して「石井釣センター」に着いたのが午前10時、現在平瀬には3人上がっているとのこと、とりあえず船を出して見回りに行く、平瀬に付くと2人のグループは船付とスベリで竿を出していて瀬替りしないようである(この2人は夕方納竿予定)、もう1人はなんと「釣真クロ会」(私達99アングラーズとは兄弟クラブ)の大内川氏であった。

船に戻ってきた彼に聞くと、北西の強風と目の前に網が入り釣りにならないと言っている。ならば風を避けて根谷のハナへ行こうと言う事になり私と原田氏が4番に、また大内川氏は3番に瀬上がりしました。
今日は12時過ぎの干潮で現在下げの7分程度、ここの基本的な流れは下げ潮は左から右へ、また上潮はその逆に流れるがその強弱で引かれ潮になると反対へ流れる事もありそうです。

ここでもキロ半クラスが上がっており油断できないので仕掛けは前回同様、竿「ダイワメガフォース磯1.5号」、リール「ダイワトーナメントX2500LBC」、道糸「サンラインビジブル2.5号」、ハリス「サンライントルネードVハード2号」、針「がまかつ競技グレ6号」、ウキは「釣研円錐EXのオレンジM−G2」をセットし、手前のワンド内は底が見えて浅いので先のかけ上がり付近を全遊動で探る作戦で釣り開始。しかし汐が殆ど動かない、いや少し右に行ってるようだがこの頃から回り込みの風が強くなり、風の抵抗を極力抑えているもののウキを押し戻しているようです。

昼の汐止まりに昼食を済ませ上潮に期待したものの、今度は左流れが弱く寄り潮と言う最悪の状態で手を焼いている時に船が新しい客を連れてやってきた。早速船を呼んで平瀬に瀬替り、しかし先客は瀬替りする様子もなく原田氏と2人で「猿の腰掛け」に上がる事にする。この時点で先客の釣果もあまり芳しくない様である。
釣座を海に向かって右に私、左に原田氏が入り釣開始、いつもに比べると少しゆるいがいい感じで上げ潮が走っている。ここの攻め方は判っているので固定の2段ウキ仕掛けに換え早速第1投、撒き餌を入れ始めてから3投くらいで早速当たりが・・上げてみると足の裏クラスである。

それから私の方だけ当たりが続き3枚あげた後、先の方を流していたウキが相変わらずモワッと沈んだ。軽く合せを入れると途端、竿に乗るが感触がずっと重い、全く浮かないまま手前の沈みに向かって寄ってくる、今のクロは喰いが渋く口先にかかっている事が多く針外れが多いので強引に竿を絞れない。少しずつしかもジワジワと浮かしにかかると今度は左右の根に走る。竿で交わしながらやっとの思いで水面まで持ってくると大きな魚体が見える、かなり良い型である。タモに納めて改めて見るとキロははるかに超えている。これで安心して気が抜けたか今度は原田氏の方に当たりが移動した。今度は彼が枚数を重ねてゆく、そして3枚釣った後にドラマが・・。

先ウキで当たりを取る彼が軽く合せを入れた瞬間竿がいきなり突っ込まれる、竿を立ててこらえるとこれも足元に寄って来る、なかなか浮かない、今度は右に走る、暫らくのやり取りの後やっと浮いた所をタモに入れる。私のクロとほぼ同じ型である。時間はまだ3時と少し、今日は2桁か・・?と思った瞬間上潮が緩みそして潮止まり、結局この後は釣果無し。
検量の結果、私のが44p1.6kgの地クロ、原田氏のが45.5cm1.5kgの地クロでした。

〈渡船〉小佐々町臼ノ浦 石井釣センター0956−68−2993

平瀬水道側


本日の舞台
(サルの腰掛け)


ウミネコ釣りの名手
(シケの神)


今日の釣果
(44.0p1.6k他)