寒グロ釣り(上五島・白瀬のトーフ)

五島の寒グロ

北西の季節風が吹き始め、大陸からの高気圧が寒気を伴って南下してくる頃になると寒グロの季節がやってきます。我が釣りクラブ「99アングラーズ」も会員の大半は上物釣りで毎年11月には五島列島でクロ釣り大会を開催します。
この時は石鯛大好き人間も強制的に大会に参加させられます。(もちろん内緒でロッドケースに1本石鯛竿を忍ばせています)
この時期の五島のクロ釣りは夜釣りに圧倒的に分があり45〜50センチクラスのオナガや口太が上がり、優勝の行方はこの段階で大体決定します。
夜が明けてからは数は上がるものの五島列島でもクロの小型化は進み7〜800クラスが中心になります。
これが従来のパターンでしたが今年(H17年)の五島は寒グロの当たり年で1月後半から2月・3月の始めまで夜昼ともキロ半前後のクロがアタリ続けました。
2月のアングラーズの大会でも上五島で釣果があがり1位・2位が90センチ(2匹長寸)オーバー・3位から7位入賞までも85センチ以上で白熱した状況でした。
ちなみに1位・2位は夜釣りの釣果、3位から7位は昼間の釣果でした。来る11月20・21日は秋季大会です。今年の釣果はいかに・・・。
黒島平瀬のクロ釣り 

黒島平瀬の寒グロ釣り

平瀬のクロ(44p1・6キロ他)

佐世保の地図を広げると北に平戸島,南に西彼半島・崎戸大島に囲まれたちょうど真ん中にひときわ大きな島があります。この島がキリシタン殉教の地「黒島」です。この島の西側に女瀬の平瀬があり、五島灘の潮流の影響を受けるこの瀬は朝、夕のマズメ時にはキロオーバーのクロが狙える唯一のポイントで周辺地域はもとより佐賀や福岡からもファンが集まります。背の低い岩礁で構成されるこの瀬は南からのウネリに弱く、また大潮時は西側の一部を除いて水没してしまいます。上礁に際しては船長の指示に必ず従ってください。ポイントは以前は南側が人気がありポイント集にも南のポイントが中心に載っていますが、最近の実績では東の水道側が圧倒的に良く、点在するシズミ瀬の際には35センチから40センチ超までのクロが潜んでいます。今年(平成16年)も好調は続き1月中旬に仲間4人の夜釣りで私の44p1.6kを筆頭に42〜3センチが5枚上がりました。この釣場は友人でクロ釣り名人の「時化の神様」原田氏の最も得意とするポイントで毎回20〜30枚のクロを釣っています。(普通の人が3〜5枚のとき)彼の釣り方は独特で初めて見る人をショックに陥れていますが決して釣り方を真似てはいけません。

クロ釣り仕掛け集